世界にその名を知られる巨大IT企業が収集するビッグデータは、まさに人々に関する情報でありますが、私達の個人情報はまさに様々な産業の活路を見出す宝であるようなのです。日本国内でも電子マネーの普及が一般化されるとともに、私たちの個人情報が公に流出している感覚を覚えますが、皆さん自信の個人情報が感染症を国単位で防ぐ為の情報源として活用されると知らされた時、皆さんは自分の個人情報を公に提供する事に抵抗を感じますか?
また、未来都市開発において注目されている自動運転は、自動車が通信技術を通じて街と繋がる事によって実現化されるなどとも言われていますが、皆さんが自動車を利用してどこに出掛け、どこに立ち寄ったのかというような情報が公に蓄積されていると考えると何か束縛された環境を想い描いてしまうのは筆者だけでありましょうか。私たちは、未来の便利な社会を手に入れると同時に、自分のプライバシーを世の中に提供しているのですから、便利な世の中は簡単に思い通りには手に入らないという事柄を暗示しているのでしょうか。未来で都市の便利な自動運転にはプライバシーが無いかもしれないとなると、現代のように合宿免許などに参加して、教官に重箱の隅をつつかれながら自動車免許を取得する世の中の不便も悪いものではないなぁと感じています。