自動車教習所で自動車免許の取得をめざしている皆さまにとって、マイカーの燃費が良いというのは、マイカー選びの重要なポイントとなっきますよね。「燃費」と一言でいいますとランニングコストが比較的低い自動車選びというイメージがありますが、「燃費」を左右するクルマ選びの条件とはいったいどのようなものになるのでしょうか。自動車の心臓部とも言えるエンジンは、燃料となるガソリンを燃やすことで熱をうみだします。熱を発生させることで、自動車を走行させる動力に変換する「熱機関」と呼ばれています。
では、少しばかりエンジンの中で起こっていることをクローズアップして考えてみましょう。エンジンは燃料を燃やす場所であると先に述べましたが、燃えるということは燃料と空気中の酸素が化学反応することを言うようです。ガソリンと酸素が出会い反応し結合するといったような事柄がエンジン内で繰り広げられております。ガソリンと酸素の出会いから生まれた「熱量」がクルマの部品を回転させる力となって自動車が動きだすのだそうです。そこで燃費の良いマイカー選びのお話しに戻りましょう。燃費の良いクルマとは、一般的には少ない燃料で馬力のある長距離走行が可能な自動車のことを指しているのではないでしょうか。エンジンの中で繰り広げられるガソリンと酸素の出会いは、全てがうまく出会える訳ではないようなのです。うまく酸素と出会えなかったガソリンは、未燃とされそのまま排気されてしまうのだそうです。このガソリンと酸素の出会いの割合が少ないケースは、燃費の悪いクルマであるという事が言えそうです。
皆さんがガソリンスタンドで給油したガソリンが全て100%クルマを動かす原動力となっているワケではないという事柄をご理解いただけましたでしょうか。燃費の良いマイカー選びには、まず、ガソリンと酸素の出会いの可能性が高いメカニズムをもったクルマ選びが重要となってくるようです。燃料をクルマの走行する動力に変換できる効率を「熱効率」と呼ぶそうです。燃費の良いクルマはまさに「熱効率」が高いということになります。